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さくらライフセイブ、新関税ルール下、米政府に標本輸送法人登録完了 ()

米国法人のさくらライフセイブはトランプ米政権による新関税ルールにおいて税関部門に輸入法人の登録を完了した(代理出産のためなどの国際標本輸送)

米国法人(ニューヨーク本社)、医療コンサルタントであるさくらライフセイブアソシエイツ株式会社は、この7月、トランプ米政権による世界各国との関税設定に伴い、米国空港入国時の国際標本(受精卵・精子・卵子)手続きが新関税措置環境になったことから、アメリカ合衆国税関・国境警備局( Customs and Border Protection、通称CBP)における輸入法人として新登録を7月末に完了した。この手続きにより、全米国空港の税関部門(アメリカ合衆国税関・国境警備局)のシステムに輸入機関として法人名が登録され、新ルール施行後〈7月〉も、以前同様、標本を安全に移動させることができる手続きが完了したことになる。

さくらライフセイブアソシエイツでは、代理出産プログラムや着床前診断のコンサルテーションを依頼する世界中のクライアントのために輸送を2010年から行っている。

この夏、7月~8月と、徐々に米国トランプ政権による各国との関税の見直しが行われ、7月中旬から、国際線の入り口である米国の各国際線空港にて、到着税関で新手続きが開始となっている。米国の空港保安を管理する政府機関、米運輸保安庁(TSA、Transportation Security Administration)のルールも見直しされているが、米国空港におけるアメリカ合衆国税関・国境警備局(U.S. Customs and Border Protection:CBP)で国際標本(受精卵・精子・卵子)の通過も手続きが変更されてきており、生殖医療治療に関わる細胞を大切に運ぶハンドデリバリーが止められ調査されるケースが報告されている。

<国際標本輸送、受精卵・精子・卵子の移送について:カーゴ VS ハンドデリバリー>

生殖医療の標本である受精卵・精子・卵子の移動には2種類ある。カーゴとハンドデリバリーである。カーゴは、貨物として扱われる。ハンドデリバリーは運ぶ人間が手荷物として機内に持ち込む。両方とも米国を通過、もしくは、到着する場合、税関の手続きが実施される。標本は冷凍されており、液体窒素のタンクにて冷凍保存され低温に保たれる必要があるが、タンクは常時、垂直に置かれている必要がある。カーゴにおいてもタンクが入っている段ボールの箱にケアを以って扱われること、垂直であるべきことが明確にわかるよう外箱に大きく記載されており、関係者は注意を以って扱うことが前提とされているが、常時、タンクを運んでいるハンドデリバリーの取り扱いとは同様ではない。そのため、特にセキュリティスクリーニングや税関の通過、空港内の移動が必要がある国際輸送の標本入りのタンクはハンドデリバリーで運ばれるべきである。しかしながら、JFKなどの米国の主要空港で新しい規則に則っていない場合には標本通過が留まるケースが報告されており、関税交渉が継続されている現在、米国を通過する場合は、米政府の新ルールに基づいた登録を正式に行っている専門法人に相談することは必須である。

また、この米国主導の関税措置は、世界中の各国との相互関係のものであるため、世界全国への標本輸送には注意が必要であることを続けて次のニュースで発信予定。

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