カンクン国際空港にて生殖医療用の標本輸送キャリア(輸送人)が逮捕され身柄拘束
世界の流通がアメリカ発信の相互税関変更でこの夏、大きく変わっているが、8月にメキシコのカンクーン国際空港にて、生殖医療用の標本を運んでいた複数の輸送業のキャリア(運ぶ人)の逮捕が報告された。当情報は、生殖医療分野で、毎日、患者のために大切な標本輸送のために飛んでいる輸送関係者内で伝えられており、一般には発表されていない。詳細確認に時間がかかったため、発信を保留としていたが、メキシコ政府入国管理局での問題と今週、判明した。逮捕され、身柄拘束となったが、運搬のために所持していた標本がどうなったかに関することは分かっていない。標本は液体窒素による特別冷蔵タンクによって保管され輸送されるが、タンクは液体窒素を補充しない限り、限られた日数しか機能せず、タンク内の液体窒素が枯渇した場合は、標本は解凍され損なわれる。
もともとメキシコへの輸送は特別の承認が必要で、簡単ではないことが知られている。メキシコ人キャリアによる輸送、または、メキシコの輸送専門会社への依頼が必要と言われており、多くの海外輸送専門会社は避けている。今回の逮捕も欧州に登記がある輸送会社であった。メキシコへの輸入(標本の持ち込み)に関して、業界ではカンクン国際空港は比較的スムーズであるという定評があり、海外の標本専門輸送キャリアはカンクン国際空港を使うケースが多い。
標本輸送、というのは、どこに国に届けるかによって違うが、非常に複雑で各国政府の状況とシステムを網羅している必要がある。この状況も常時変わる。承認の取得の方法も国により違い、現在、この夏、米国内でも米国政権により変更が加えられている。それぞれの米国内の空港の方法論や事情も違う。輸送される標本が受け取るクリニックまで冷凍保存がなされるか、という基本的なことに加え、入国時の税関や標本輸入に関する承認などのそれぞれの管轄部門からの承認が必要である。
世界の流通の過渡期である現在、情報を共有できるネットワークを持っている信頼のおける輸送専門業者に依頼することが必要である。国際標本の輸送は人間が運ぶハンドデリバリーであるべきだが、クリニックと輸送人が丁寧に連絡を取り合いながら行うため、大手の輸送会社であることが重要ではない。実際、書類から貨物までスピード輸送として扱う、世界で最大のエクスプレス配送会社の冷凍保存輸送の仕組みを使用している輸送業者を利用したときに、輸送中、標本が嵐のために止まり、タンクの温度が保持できず、標本が破損したことがあった。大手で有名であることより、丁寧にひとつひとつのケースを扱う信頼のおける専門輸送キャリアに依頼したい。
代理出産、及び、大切な標本移動についてのご相談はこちらからご連絡ください
さくら国際標本輸送ネットワーク (さくらグループの別サイトが別ウインドーで開きます)