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男女産み分け:パーコール法について考える ()

弊社は、すべての日本女性の“その方なり”の幸せを尊重し、お一人お一人のお手伝いしております。ですから、いかなる立場の方々・方針を非難するものでも奨励するものでもありません。その方その方の望むことを成就させるためにお手伝いし、より健康に、より幸せになっていただきたい、というのが弊社の信念です。

弊社が、100%の男女産み分けのためのPGD (着床以前の検査)をご紹介し始めてから4年近く経ちました。毎日のようにお問い合わせを頂き、毎月クライアント様がいらしています。男女産み分け、と聞くと、聖なる受胎を経て神秘的な性別の決定が行われる自然の摂理に反して、人工的で、しかも、好みによる勝手な印象があるかもしれませんが、実際は、その人その人の人生の夢や人生の設計にも関わる、大きな分岐点でもあるのです。弊社へのご相談の99.99%が女の子希望ですが、一人一人の女性のそれなりの思い入れ、夢があり、人生を賭けた挑戦です。弊社は、毎ケース、そんな女性の方々の立場に立って夢を叶えるためにご相談に乗っています。

真剣に男女産み分けをお考えの女性と毎日、お話をしているなかで、大変気になるのが、多くの方々が思わぬ結果に涙を流しているパーコール法についてです。

100%の男女産み分け目的のPGD (着床以前の検査)が当然禁じられている日本では元来、男女産み分け法として、分離試薬 (パーコール液) に精子を重層して遠心分離するパーコール方法が使われてきましたが、平成6年に産婦人科学会が 『当分の間、パーコール液の使用はしない。』 とパーコール法禁止の見解を出しました。しかし、2006年4月22日に日本産科婦人科学会は“追試の結果、(男女の)選別できる科学的根拠がない”とし、また、“使用を容認するものではない”という見解を明らかにしながらも禁止令を撤回し黙認へと決めました。それは、つまり、このパーコール法が使用することによって副作用が起こらない、などの安全性が確認されていることを前提に、着床前診断 (PGD)の産み分けのように男女産み分けが100%ではなく、男女の選別が確実ではないのだから、倫理的な論議・混乱が起こるはずもなく取り締まるほどのことはない、と解釈できます。パーコール法は成功率70%とも80%とも言われいていますが、ここで理解していただきたいのは、1.日本産科婦人科学会はパーコール法は科学的根拠を持たない、と明確にしていること、2.自然妊娠しても男及び女の確率はすでに50%であること、です。逆に、PGDは100%確実に性別を分別できるため、日本ではPGDによる男女生み分けは厳しく禁止されているのです。アメリカでは、PGD (着床以前の検査) を使用した性別選択については法令化されていませんが、医師間で議論があります。医師の倫理観念や思想を基に、その不妊クリニックのガイドラインが設定されています。

弊社にご相談にいらっしゃったという事実から、弊社としては当然、パーコール法で成功なさった方とは巡り会えません。ここではパーコール法が有効か、無効かを論ずるのではなく、パーコール法による男女産み分けは100%でない、という事実を日本の女性の方々に本当の意味で理解していただきたいのです。 弊社にはパーコール法を実施されて、欲さない性別を得た方々から大変多くのご連絡をいただいています。そのうちの半数の方は、その事実を受け入れ、ご出産なさり、それでもやはり諦めきれないケースです。もう半数の方々は、納得できず中絶なさっているケースです。2回、3回、中絶を繰り返している方も少なくありません。中絶は女性にとって人生の中でもとても悲しい忘れられない出来事のひとつになってしまいます。

ご相談をいただくとき、ほとんどの方が、パーコール法で失敗した、とおっしゃいます。しかし、実際は、失敗ではないのです。最初から70%の確率、である、という説明を受け、100%でないことは伝えられているはずですから予期範囲です。それは、インフォームドコンセントを遵守してから施術を行った医師のせいでもありません。すでにお子様をお持ちのお母様方ですから、ここで命の尊さを説くつもりはありませんが、もし、性別選択は確実ではない、という事実を享受でき、意に反する結果であったとしても妊娠に感謝できるなら、パーコール法はひとつの有効な選択肢です。しかし、確実でないことが受け入れられなく、意に反する性別であった結果に対し、出産することを拒絶するほど片一方の性別を欲している場合は、パーコール法は、使うべきではないのではないでしょうか。心と体が傷つくのはご自身だからです。性別がわかるのが日本の場合、妊娠5ヶ月~という状況から、それまでどちらかわからない状態で妊娠を続けることも苦悩のようです。また、欲していない性別だった場合に中絶することを考えている場合は、心・からだの傷は計り知れません。

また、実際、パーコール法を実施している医師(クリニック)が実情(確率)を100%把握しているかどうかは弊社のクライアント様からの話を統合すると疑問です。米国でしたら、事前に了承していたとしても文句を言いに行ったり、訴訟問題になりそうなところですが、日本の場合、反対の性別を妊娠した場合(特に中絶する場合)、その実施した医師にその後、一切、連絡を絶つ傾向があるようです。パーコール法実施と中絶を繰り返す場合は、それぞれの医師を変え追跡できないようにする傾向にあるようです。

あまりの多くのパーコール法からの中絶数を目の当たりにし、その事実を、なんとか 警鐘に転換できれば、と思い日本の女性にメッセージを送りたく思います。いつでも安心してご相談ください。さくらライフセイブアソシエイツは米国からいつも日本の女性にエールを送っています。