パーコール法による男女産み分けと命
年間500件を超える着床前診断と男女産み分け
2005年から米国妊娠率トップランキングに入る年間500件の着床前診断を行うこのクリニック(このうち、さくらライフセイブアソシエツからは年間50件)の米国トップドクターと表彰され続けるドクターによる着床前診断のプログラムを実施して 300件を超える男女産み分けのコンサルテーションを行って丸5年が経ちます。2009年は着床前診断のプログラムを開始して最も喜ばしい成功の年で、 毎月1人から3人の女の赤ちゃんが誕生しました。 弊社では、300件中、295件が女の子ご希望であることもあり、2009年は誕生した赤ちゃんはすべてが女の子となりました。2010年も多くの女の赤 ちゃんが誕生したと同時に、10月現在も妊娠中のクライアントが続出しているのは非常に喜ばしいことです。これは、受精卵の生体検査である着床前診断が、 受精卵から分割(成長)した細胞を一つ採り出し検査を行うという作業が伴うため、その作業に関わるエンブリオロジスト(胚培養士)の能力が非常に高く、し かも年間に500件もこなしているという豊かな経験によるところが大きいと言えます。
進化している着床前診断の方法論:妊娠率の上昇
2010年夏に、受精卵5日目生体検査を開始し、この方法論を導入以降、さくらライフセイブアソシエツとクリニック臨床チームは、5日目着床前診断を行った受精卵による移植が非常に高い妊娠率を示していることを確認しています。
着床前診断自体はどこでも可能
着床前診断は受精卵の生体検査なので、細胞を検査する、と言う意味では、採取した細胞を専門検査場に提出すれば、血液型を検査場に提出して結果が出てくるのと同様に、どの医療機関でも検査自体は可能です。しかし、 着床前診断自体は妊娠率が違う要因として
- 数日しか生を得てない繊細な受精卵は生体検査を嫌います。当然ながら手を入れられることによってリスクが伴います。分割(成長)した受精卵のひとつの細胞 を採取することは各医療機関のエンブリオロジスト(胚培養士)が行うため、エンブリオロジストの技術、経験によってこのリスクを最小限のものにすることが できます。数多く着床前診断を扱っているクリニックである必要があります。
- 着床前診断にはいくつもの検査方法があります。たとえば、受精卵の3日目に生体検査を行うFISH法や受精卵5日目の生体検査を行うPCR診断法などで す。各方法論の長短所の説明を受けた上で、ご自身に合う方法論を適用されるべきです。さくらライフセイブアソシエツでは、それぞれの方法論を提示して、各 患者様の要望と条件に合う方法論を選んでいていただいています。妊娠率を上げる理想のタイミングは、なるべく細胞が成長分割している時点で生体検査を行い 受精卵を傷つけるインパクトを小さくしながらも、体外で培養可能のぎりぎりの時間枠で移植を行えることです。
- 着床前診断は体外受精を伴うものなので、採卵に向けての体外受精サイクル(排卵促進剤の投与方法やモニター)の管理、及び、採卵、移植を行う内分泌博士の 質が重要です。そして、クリニックの体外受精による妊娠率が高いものであることは基本です。米国では、CDC(疾病管理局)という米国の政府機関に毎年詳 細なる実績(妊娠率)を提出することが生殖医療クリニックに義務づけられているため、このCDCレポートを参照することは消費者(患者)にとって必須のク リニック審査となります。小さなクリニックの場合、現在のそのクリニックの筆頭医師がどのくらいの期間そのクリニックに在籍しているかも確認が必要です。 これはCDCの過去のデータからわかりますが、筆頭医師が変わっている場合、現筆頭医師の数字が公表されているわけではないため、過去のクリニックのデー タは参照しても意味がありません。各治療によって、クリニックの強み、弱み、また、成功率にも大きく差がありますので、しっかりしたクリニック選びが成功 の鍵となります。優秀な妊娠率の高いクリニックは、優秀なスタッフによって形成され、給料も高く設定されているため、料金も高くなることは事実です。
着床前診断の検査内容
受精卵の生体検査である着床前診断は、もともとは遺伝子異常を検査することが主な目的の検査です。さくらライフセイブアソシエツでは、
- 性染色体のみを調べる(男女の性別検査)
- 23の全ての染色体を検査する(22対の常染色体と1対の性染色体) 選択が可能です。
着床前診断と妊娠率
2010年夏に受精卵5日目の生体検査の導入を行ってから、妊娠率は上昇している傾向にあります。受精卵3日生体検査では35歳で60%の妊娠率だったの が、夏以降の3ヶ月間、さくらライフセイブアソシエツの男女産み分けのケースでは全ケースが妊娠となっています。産み分けの着床前診断を伴う体外受精の妊 娠率は、年齢によって健康な卵胞の数と質が違うため、個人・年齢によって全く違います。しかし、年齢的に、若ければ若いほど成功率は高く、35歳以降は 年々、難しいものになります。このプログラムに興味のある方というのはほぼ全ての方がすでにお1人から3人のお子さんがおられ、ほぼすべての方が30 歳~40歳間の年齢層です。この年齢層は20代とは条件が大きく異なります。年齢的な意味で、一回目の挑戦が一番その方にとって若いときであり、健康で多 くの質の良い卵胞を作れる時期となります。それ以降は、一回目の挑戦時より最も大切な要因である卵子の質、そして数の減少と、条件は悪くなります。一回目 で妊娠なさらなかった場合は、年齢的には不利ではありますが、すでに一回のサイクルを行っているので、その方の体の排卵促進剤に対する反応や問題点を担当 ドクターが理解しているため、より良い方法論でサイクルを行えるかもしれない、という利点はあります。つまり妊娠する方は、一回目、もしくは2回目で妊娠 します。妊娠のための基本条件はその方の卵胞の質と数によるため、サイクル数を何回も行えばいつかはうまくいく、というようなものではなく、年齢的に早く 行うことと、着床前診断のケースを多く扱っている妊娠率の高い生殖医療クリニックを使用することが希望の性の赤ちゃんを抱く基本条件です。
パーコール法について
2006年にパーコール法について考える、という論説をさくらライフセイブアソシエイツのホームページに掲載いたしました。それから4年の間、そして現在 でもパーコール法で希望した性の赤ちゃんでないことが判明し、どう考えてよいかわからないというお問い合わせが相次いでいます。授かった命を尊んで妊娠を 継続される方が半数、納得できないと中絶を選ぶ方が半数です。多くの残念な中絶のご連絡を日常的にいただいているなか、“アメリカでは一般的に普及してい る医療文献情報を日本人の患者様にも開示しなくてはいけない”と思わせる非常に悲しいメールが最近届きました。<最後まで悩みましたが今回の妊娠はどうし ても納得できず妊娠を終結することを決断しました。あかちゃんもきれいに取り出すことが出来て昨日火葬をいたしました>という内容でした。火葬まで行うに 至った、子を亡くした親はこれから毎年お盆を迎えることになります。
ここでは、良し悪しを問うものではなく、アメリカでは一般公開されて情報として普及している医療文献を開示します。1980年代にパー コール法が発表されてから、信憑性のある方法により繰り返される調査・研究結果でX・Y比率は1:1から変化がないと発表されている医学文献が広く普及し ており、アメリカでは効果はないことが一般的見解となっています。また、アメリカではパーコール製品は1996年に内毒素の汚染リスクがあるとされ市場か ら消えました。
パーコール法についてはさくらライフセイブアソシエツ代表も取材を受けた2006年9月22日号の婦人公論の記事にも80年代に慶応義塾大学医学部の飯塚教授がこのパーコール法を編み出したとあるように、1983年の以下の文献が日本発信のパーコール法発表の第一報です。この1983年のパーコール法の発表から 多くの研究が発表されています。