体内時計を止める
さくらライフセイブアソシエツが紹介している卵子凍結(卵子冷凍)保存プログラムを、日本女性の人生の選択肢を増やすために情報発信したいという30代NHK女性記者である牧本記者が取材した。
牧本記者の情報を普及させたいという熱い思い、さくらライフセイブ代表の日本人女性に対する社会での更なる活躍への期待、さくらライフセイブとパートナーを組んで最高レベルの先進医療を日本人女性に紹介したい、とするアメリカトップドクターにより出来上がった取材である。当トップドクターは卵子凍結(卵子冷凍)エキスパートとしても知られ、アメリカのメディアで卵子凍結(卵子冷凍)技術について語られるときはインタビューをされる卵子凍結(卵子冷凍)における第一人者である。
卵子凍結(卵子冷凍)保存の技術は年々進化しており、現在90%の確率で将来解凍し 生き返らせることができるまでになった。もともとはアメリカでもがん患者の治療前 に、将来子供を持つ、という可能性を残しておきたいという選択肢を残すために始 まった治療であるが、その後、生殖体内時計を止めて保存することによって、女性が より豊かな人生設計を立てることができ、人生に猶予を持たせてくれる画期的な技術 として普及している。
女性の生殖機能は27歳から劣化し始め、35歳から年々著しく低下していく。将来の妊 娠率とリンクしているためなるべく早くに良い卵子を残すことが望ましい。凍結卵子 (冷凍卵子)を将来、使用する場合、生殖医療による体外受精を伴う。米国内でも技 術・(妊娠)成功率の差は大きな幅があるため、高い妊娠成功率を達成している優秀な クリニックを使用すべきである。アメリカではパートナーの方の精子を授精させる以 外に、法上のパートナー以外の精子ドナーを使用することも可能である。プログラム の適用年齢は40歳までとなっている。これはアメリカでは40歳を過ぎた頃から卵子提 供ドナーの使用を勧められることからも分かるように、自己卵子による妊娠が難しく なるためである。出来るだけ若い時期の自分の卵子を冷凍保存しておけば、40歳を迎 え、生殖期を過ぎたとしても、自分が自分の卵子提供ドナーになることができる。
<卵子凍結(卵子冷凍)保存で注意したい点>
卵子凍結(卵子冷凍)の保存保証があるか
日本では日本産科婦人科学会は2007年に10箇所の医療機関で、がん治療などに限り試験的に卵子凍結(冷凍)保存を許可した。その後、日本産科婦人科学会は2010年4月22日に卵子冷凍保存について、卵子の冷凍保存期間は採取した女性の生殖年齢を超えないも のとする、と倫理に関する見解を発表している。この見解に準じて大手有名クリニックのセルフバンクガイドラインには適応年齢として、保存は本人が50歳までとする、と明記されている。また、同ガイドラインには原則として50歳になった時点で保管期間は終了し、破棄の対象となる、と明記されてる。これは、日本産科婦人科学会の見解を反映しているものであり。卵子冷凍保存についての法律が存在しない現在、日本では日本産科婦人科学会の見解が最も優先されるものである。
現在は、未婚の女性の卵子凍結保存に関しての公式なガイドラインは、日本産科婦人科学会および日本生殖医学会から出されていない。そのことから、現在の日本では、未婚の女性の卵子凍結保存は不妊治療の対象外と理解されており、日本産科婦人科学会が未婚者の卵子凍結保存を正式に禁止した場合は、すでに保存されている卵子も一律に廃棄処分とする、とされているところ、アメリカの生殖医療学会は2009年秋に、近年の卵子凍結保存技術は進化を遂げ、今後、学会は管理・監督を続けながらも、更に期待が出来る治療の一つである、と言う意見を発表した。将来のために保存する、という目的であるため、当然であるが、卵子現存の保証の確実性を多角的に検証することが大切である。
クリニックの規模
特に長い期間保存をする場合には、卵子保存されているクリニックが技術的に優れて るだけでなく安定した大きな組織であることを確認すべきである。卵子凍結(卵子冷凍)保存が数年以上になる場合、小さなクリニックの場合、もしくは一人の医師によって扱われている場合は注意を要する。将来、凍結(冷凍)保存の卵子を解凍・移植時に、内分泌・生殖学的な技術と能力が必要であり各患者様に合った方法論が適用されることによって妊娠に結びつくため、一人の医師による臨床医学によって凍結(冷凍)されている場合は、医師の年齢、もしくは他の理由でに施術ができなくなったりする場合は、凍結(冷凍)したことに意味がなくなるからである。
クリニックの質
凍結(冷凍)保存されている卵子を使用して将来、体外受精を行うため、体外受精による出生率が高いクリニックである必要がある。
凍結卵子(冷凍卵子)に関わる妊娠実績
過去に当クリニックで凍結卵子(冷凍卵子)から妊娠が得られているか、を確認する 必要がある。もしくは、現在進行形で妊娠しているケースがあるか、を確認する必要 がある。
クリニックで凍結卵子(冷凍卵子)に関わる臨床試験が行われたか?
過去に当クリニックで医学会の監督のもと、凍結卵子(冷凍卵子)に関わる臨床試験 が行われたか?卵子凍結(卵子冷凍)は、精子冷凍や受精卵冷凍と比較して新しい分 野であるため、臨床試験が行われ、安全性や成功率が検証されている必要がある。ア メリカでは患者を募って、一般に適用することが出来る治療であるかどうか、結果を 検証するために、この臨床試験が行われた医療機関がこの治療を提供している。
さくらライフセイブが紹介している米国のトップドクターのクリニックは2006年から 卵子凍結(卵子冷凍)保存を開始。当クリニックでは凍結保存されていた凍結卵子 (冷凍卵子)を使用してすでに多くの赤ちゃんが誕生している。
現在、月に3人から5人ほどの魅力的で優秀な日本女性が卵子凍結(卵子冷凍)のた めに渡米している。多くの日本女性に、人生の選択肢を増やすことが出来る方法があ る、という情報が普及することを願ってならない。