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タイで何が起こったか(3):タイ代理母の行方 ()

タイ立法議会、第一読会、圧倒177票で代理出産禁止法案通過 2014年11月27日

タイで何が起こったか(1)からお読みください

商業代理出産は実質的にはすでに2014年の夏に軍事政権により禁止されている
商業代理出産は2014年の夏には事実上、軍事政権の指示による、タイ医療評議会(Thailand’s Medical Council)から禁止されている。軍事政権は、明確に、商業代理出産、卵子提供、男女産み分けなどの着床前診断は<人身売買>だとし、禁止した。ほと んどの業者もその規制を遵守しているにもかかわらず、未だに、それらのサービスが少数のクリニックで行なわれていること、及び、ほんの一部の業者がサービ スを秋から再開し、勧誘を行なっていることがわかっていた。その中には、違反を行なっているとする日本の業者の名前もすでに挙がっていた。しかし、大半の 業者は、”法律が通っていないとしても、実質的に違反であるそれらのサービスを行なっていることが当局にわかった場合は、牢獄行き間違いない”とし、慎重 な対応を行なっていた。

タイ議会で11月27日、立法へ向け商業的な代理出産を禁じる法案が第1読会を通過
11月27日のタイ立法議会(The National Legislative Assembly (NLA) で反対票2票対賛成票177票、棄権6票で圧倒的な賛同を得、第一読会を通過した。
(参照:2014年11月27日 National news bureau of Thailand
(参照:2014年11月28日 Nation)

今回の立法への草案では、代理出産で利益を得たいかなる者も、最長10年の禁錮刑と(もしくは)20万バーツ(約72万円)を科する、という内容が織り込 まれている。業者に関しては、最長は5年の禁錮刑と(もしくは)10万バーツ(約36万円)を科すると織り込まれている。
社会人類保障大臣であるAdul Saengsingkaew氏は、代理母側、クリニック側、業者などいかなる側面からも、赤ちゃんの権利を守るため、そして、人身売買の観点からも、徹底的に取り締まる、としている。

Wallop Tungkananurak議員は、”タイランドが赤ちゃん工場になっている印象を払拭したい”としているが、これは夏に弊社が文献で伝えたとおりで、 2014年5月にクーデターを起こし軍事政権を勝ち取ったプラユット陸軍総司令官(Prayuth Chan-ocha)も、彼が指揮するタイの地が、怪しい男女産み分けのメッカとなっており、何百人もの中国人が性別選択のために彼のタイ国を目指して やって来る、というレポートを手にし、この数年、彼の国が商業代理母と男女産み分けのメッカになっている証拠をもとに、この超保守的な総司令官は7月24 日にバンコクの12の生殖医療クリニックの手入れを指令したのである。7月31日に行なわれた医療責任者による会議では、総司令官Prayuth率いる Juntaは、アジアの商業代理母のメッカ・アジトになっていたタイ代理出産市場を閉鎖すると決定している。

11月17日のバンコックポストでもすでに、代理出産禁止への法案が通ることは報告されていた。

18人の専門家によって構成される第二読会で30日以内により詳しく内容が検証される。更に取り締まりは厳しくなることが予想される。